--- 予防接種の効果と必要性 ---

Qは質問、Aは回答です。
回答は、署名付き以外は、全て、小児科医・毛利子来が、自分の考えに基づいて、書いたものです。
ですから、絶対視しないで、他の考え方も参考にしながら、最終的には、ご自分で判断してくださることを望みます。
この項では全て【予防について】を参照してください。


予防接種は受けたほうがいいの?
いいえ、子どもも受験生も大人もお年寄りでさえ、受けないほうがよいと思います。理由は、【予防について】を見てください。

インフルエンザワクチンは、効くといわれることが多いけど、効かないと聞くこともあります。いったいどっちが本当なんでしょう?
「効かない」とする意見のほうが本当だと思います。少なくとも効くという確実な証拠は乏しいと思います。詳しくは、【予防について】を見て、考えてください。

インフルエンザワクチンは効かないと聞くことがありますが、少数派の偏った意見なのかしら?

はい、残念ですが、今のところ、少数派です。しかし、それは「偏った意見」とは決して思いません。かえって、「効く」と断言する方たちのほうが、偏っていると思います。確実な証拠もなく主張しているのですから。
インフルエンザは色んな型がありますが、予防接種はみな同じ型でいいの?
よくありません。だからこそ、厚生省は、毎年、調査をして、流行りそうな型に見合ったワクチンの製造をメーカーに指導しているのです。

予防接種と型があわなくても軽くすむといいますが本当?
いいえ、型が合わなければ、効かないことは確かです。少々の亜型なら効くともいわれますが、そもそも、インフルエンザに今のワクチンは極めて非力なことを考えれば、信じがたいことです。

インフルエンザウィルスのどの型が流行するか予測するのは難しいと聞いたことがありますが、本当に予測できるの? また、当たる確率はどのくらい?
そのとおり、的中させるのは困難です。なにしろ、流行期の1年近くも前に採取したウィルスの型で予測するのですから。ワクチンが出荷されるまでには、ウィルスは必ず変異しています。当然、確率はゼロに近いでしょう。

毎年、新しい情報が海外から入るので、型の的中率は上がっていると本に書いてありましたが、本当?
確かに、しだいに的中率は上がってはいるようですが、前項で述べたとおり、その率は依然として知れたものだと思います。

ほかの国では予防接種はどのようにしているの?
欧米では、お年寄り・医者・看護婦・介護者・消防官・警察官に重点的に接種しているようです。子どもには接種していません。

インフルエンザワクチンで重症化を防げるの?
重症化を防げるという確かな証拠は見あたりません。

万が一流行型と違ったワクチンを受けていても、脳症までひどくならない?
そんな保障は全くありません。詳しくは、【インフルエンザ脳炎・脳症】を見てください。

4歳までの子どもは脳症になりやすいから予防接種を受けたほうがいいといわれるけれど、本当?
本当とは思えません。だいいち、インフルエンザ予防接種は子どもには効かない。少なくとも、効くという確実な証拠はない。厚生省も「子どもへの効果は研究を要する」としているくらいなのですから。それに、乳幼児が脳症を起こすのには、解熱剤が強く関係していることが明らかになっているのです。ですから、脳症とか脳炎を防ぎたいなら、解熱剤を使わないことが一番です。

子どもと老人に予防接種が必要といわれていますが、大人には必要ないの?
予防接種が効くものならともかく、はっきりしないのに受けるのは、どうかと思います。副作用が心配でもあります。大人は、予防接種より、仕事などで無理を重ねないことのがずっと大事。予防接種をしたからと無理をするほうが、はるかにインフルエンザにやられやすいでしょう。

乳児にも防接種を勧められましたが受けさせるべきですか?
受けさせるべきではありません。そもそも、予防接種は子どもには効かないのです。そのことは、このサイトの「予防について」を見てください。しかも、インフルエンザのような不活化ワクチンは、1歳未満児の場合、神経系への副作用が多く発生する可能性さえ考えられます。

未熟児で生まれた赤ちゃんは特に予防接種を受けたほうがいいと病院で言われましたが、そうなのですか?
前項で述べた理由で、接種を受けないほうがよいと思います。それより、インフルエンザの流行が始まったら、人混みを避けること、特に病院にはなるべく近づかないことが大事です。